観光案内
世界最大の登り窯焼き物の里 温泉津
温泉津町の紹介

温泉津温泉(源泉)
温泉津はゆのつと読みます。温泉津町は、その名のとおり「温泉」と「港(津)」の町です。世界遺産【石見銀山】で産出された銀の積出港として銀山と共に栄えました。かつては山陰屈指の港町として賑わっていました。
温泉津港から山側へと伸びる温泉街にはこじんまりとした家庭的な旅館が建ち並び、当時の面影を残す建物や民家には、鮮やかな赤や黒の伝統的な石州瓦が使われており、1300年の歴史がある温泉の発見は、怪我をしたタヌキが傷口の治療に温泉を当てていたと伝えられています。ですから、町中の至るところにタヌキの置物や焼き物を見ることが出来ます。
2箇所ある源泉が温泉津温泉の特徴であり、共同浴場は2件あります。このうち1軒は2005年9月付けで、日本温泉協会の新基準による審査の結果、全項目「オール5」の天然温泉として認定されています。
この古風で鄙びた温泉津温泉街は平成16年7月、温泉町としては初めて国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。また、この地域は中世から隆盛を誇った石見銀の輸出港でもあったことから、日本国内14番目の世界遺産「石見銀山遺跡とその文化的景観」に登録されました。
また、石見地方は地下資源が豊富な土地で温泉をはじめ珪砂や瓦の原材料となる粘土の恩恵を受けています。そこで発展したのが瓦産業(窯業)です。古くから“はんど”として親しまれた「水瓶」にも使われ、火に強く凍てに強い原料、特に石見の陶土は、粘りがあってコシが強く、高温で焼くことが可能です。そのため硬くて丈夫で水漏れがなく、耐酸性、耐アルカリ性の高い焼物が作られます。
石州瓦は、飛鳥時代の石見国分寺の建立に始まり、江戸時代初期、浜田城築城と城下町建設に造られたのが基盤となりました。江戸時代の中期、雲州地方の来待石(現在の八束郡宍道町)からとれる釉薬を使うことで、石州瓦独特の“赤瓦”として注目を浴び、山陰はもとより北前船によって北陸から遠く北海道にも運ばれていきました。山陰地方には赤瓦の町並みが連なり、この地方独特の風情と景観をかもしだしています。そして現在、石州瓦は日本三大産地の一つとして、西日本を中心に発展しています。
![]() タヌキの焼き物。お土産にどうぞ!! | ![]() “巨大はんど”と登り窯 | ![]() 温泉津温泉旅館街 |
観光スポットのご案内
1.やきものの里
![]() 最大級の登り窯 |
温泉街の東側の丘に位置するやきもの館は、全国でも最大級の15段と10段の巨大な登り窯や温泉津焼きの資料館があり、焼き物の歴史に触れ、創作体験も出来ます。年2回、春と秋には登り窯に火を入れ、焼きあがった作品を「やきもの祭」で即売しています。
この日は実際に使われる登り窯の内部や窯だしを見学することができます。温泉津焼きを全国に知らしめた「はんど」が随所に置かれ、周辺には水簸場(すいひ場:粘土を生成した場所)や登り窯の跡などが残っており、この一帯が窯業で賑わっていた時代をうかがう事ができます。
館内では作家、作陶家の作品や、明治時代に造られた水甕(はんど)、壺、擂り鉢などの陶器、道具、温泉津焼きの資料の展示、温泉津焼きを紹介するビデオの上映を行っています。また、館内の創作室では誰でも気軽に本格的な陶器作りを体験できます。
![]() 登り窯の焚き口 | ![]() やきもの祭り | ![]() 子どもも楽しく陶芸体験ができます |
2.沖泊(おきどまり)

鼻ぐり岩
沖泊は16世紀後半に石見銀山の銀積み出しで栄えた港です。入り江が深く水深も深いため、好条件の天然港でした。所どころに見られる岩に開いた穴や丸く削られた岩は、当時、手作業によって彫られたもので、銀や生活物資を積み出す北前船など運搬に使う船を係留する目的で作られ、「鼻ぐり岩」と呼ばれています。穏やかな入り江の中にあるリアス式の海岸は美しい景観をつくっています。
3.釣り・海水浴・キャンプ
![]() 櫛島キャンプ場で海水浴 | ![]() リアス式の入り江 |
温泉津町の海浜部は、日本海の荒波が磯を洗うダイナミックな土地柄で複雑なリアス式海岸には奇岩があちこちに顔を見せ、入り組んだ海岸線は懐の深い入江をなしています。
様々なアウトドアレジャーも楽しむことのできるアクティブゾーンです。西日本有数の磯釣り海岸としても有名な温泉津は、絶好の磯釣りポイントが随所にあり、櫛島、殿島など、各シーズンになると地元はもちろん山陽、九州からも釣り人が集まります。
櫛島キャンプ場は沖泊から海岸遊歩道で約十分、やきもの里から車で五分、櫛島の内湾に面したおだやかなキャンプ場で海水浴、キャンプファイヤー等快適なアウトドアライフが楽しめます。
福光海岸は岩礁や入り組んだ海岸線が多い温泉津の中でも、遠浅の穏やかな砂浜海岸を持ち、福光海水浴場は、良好な海水浴場となっています。
4.「石見神楽(いわみかぐら)」
![]() 演目:塵輪(じんりん) |
石見神楽は、島根県西部(石見地方)に古くから伝わる伝統芸能で、その年の豊作や豊漁を祈願し神々に捧げる歌や踊りのことをいいます。 ~その昔、須佐之男命(すさのおのみこと)の暴虐ぶりにお怒りになった天照大御神(あまてらすおおみのかみ)は天の岩戸にお隠れになってしまわれました。すると天高原は暗闇に包まれ、悪行を働く神まで出てきてしまい、困り果てた多くの神々が天照大御神を誘い出すために、岩戸の前で踊りを見せた~という神話が神楽の始まりだと言われています。
時の流れと共に、石見人の気質にあった『勇壮で華麗な舞』として石見神楽は現在に引き継がれてきました。華やかな衣装や表情豊かな面を身につけた人々が太鼓や笛のお囃子に合わせ、神話を題材とした神楽を悠々と舞う姿は観る者を魅了します。お囃子には、テンポの速い八調子のものと遅い六調子のものがあり、石見神楽は八調子の代表的なものになっています。秋祭りの時期になると、石見地方各地の神社では、収穫を感謝して、境内にある神楽殿で夜を徹して舞われる奉納夜神楽があります。この時ばかりは小さい子供も夜更かしが許されるくらい、地域をあげて楽しむ伝統の一つとなっています。
温泉津町は島根県西部(石見地方)で唯一神楽団体がありませんでした。地元有志が1997年に「温泉津町石見神楽同好会」を設立。以降、地域の方々や熱烈な神楽ファンの支援を頂き、2007年には結成10周年を迎えました。平成14年には、神楽の原点を失わないようにと古い神楽団の呼び名である舞子連中の呼称を用い、名前を「石見神楽温泉津舞子連中(いわみかぐらゆのつまいこれんちゅう)」と改め、現在は、奉納神楽を中心に、広島や大阪のイベントにも出演、2004年からは福光海岸において、刻一刻と暮れゆく壮大な日本海の自然を背景に、幻想的かつ優雅に繰り広げられる伝統芸能「海神楽」を講演するなど、日々、石見神楽の保存に向けて精進を重ねています。
温泉街でも、「龍御前神社(たつのごぜんじんじゃ)」などで新春神楽やプレ講演を行い、温泉宿泊客や地元住民を前に、笛や太鼓が奏でる八調子の軽快なテンポに合わせ、勇壮で華麗な舞を披露しています。魂を揺さぶるリズムと神秘と興奮のステージをご覧下さい。
![]() 演目:鐘馗(しょうき) | ![]() 演目:大蛇(おろち) | ![]() 「海神楽」 福光海岸にて |
5.Cafe&ダイニング路庵(ろあん)
かつて栄華を極めた「温泉津温泉街」に色気と「石見銀山街道」に活気を取り戻したいと強く想い、願いを込めて今にも崩れてしまいそうな築100年を超える古民家を大改修、「ジャパニーズモダンスタイル」の空間を創り上げた若きオーナー夫婦が営むお店。浴衣を召したまま気軽に寄ることができます。
日本酒をはじめ、めずらしい焼酎や梅酒を数多く揃え、ドリンクやアルコールを提供する際のお水は地元「若林酒造」が酒造りに使用している温泉津「高瀬の天然岩清水」を使用しています。また、食材は地元や近隣地域で生産採取された魚肉類、野菜や調味料を出来るかぎり使用し、季節ごとの旬の素材を厳選した無国籍な創作料理が中心で、予算に応じたご予約も可能です。
![]() 路庵の外観 | ![]() ボリューム満点!創作料理 | ![]() こだわり焼酎や梅酒がたくさん並びます |
6.KAGURA(かぐら)
![]() 白壁が印象的なKAGURA |
温泉津温泉街入口にあるお土産物屋さん。世界遺産「石見銀山」観光で温泉津町へ来訪される観光客の皆様に地元温泉津町や大田市、島根県内特産品や民芸品を販売しています。魔除けや家内安全祈願の石見神楽面も販売しています。
店内では常時、郷土芸能である石見神楽の特選映像を放映しており、買う楽しみ+観る楽しみを堪能出来ます。各種オリジナル商品の販売や、併設のカフェコーナーでは、自家焙煎珈琲や特濃ソフトクリームを楽しむことができ、非常に人気があります。温泉津町へお越しの際は、ぜひとも寄ってみちゃんさいっ。
![]() 八調子が流れる店内 | ![]() 地酒も販売しています | ![]() 大人気!!温泉津焼きのストラップ |






















